13万円の電気自動車
2009年 10月 26日
番組の説明は、
「世界各地で同時多発的に勃興する電気自動車メーカーの動きと、
電気自動車に社運をかける日本メーカー日産の最前線の動きに密着」とある。
ガソリン車が登場して、約100年、進化を遂げた自動車。
しかし今、ガソリン車に代わり電気自動車に本格的に移行する時代らしい。
それが「自動車革命」。
特に衝撃的だったのは、中国の農村の町工場が、電気自動車を開発、13万円くらいで、売り出していること。
なんだか、デザインも悪くて、時速40キロしか出ないというが、中国の田舎では爆発的に売れるに違いない。
今後は、そんな小さな会社がヨーロッパに進出していくそうだ。
現実に、インドの電気自動車がイギリスでは、結構売れているという。
イギリスでは、電気自動車ならば税金免除、社会的優遇制度が後押ししている。
一方アメリカでは「グリーンニューディール」を推進するオバマ政権のもと、いろいろなことが起こっている。
シリコンバレーのIT企業を中心に、電気自動車をエネルギー蓄電装置として活用し家々を結んで、
「エネルギーの産業革命」を起こそうとしている。
それが実現化すると、大掛かりな発電システムや送電システムが不要になってくるらしい。
日本の「日産」は、再来年電気自動車を量産して世界を席巻するもくろみがある。
ハイブリッドカーでトヨタに先に越された汚名を挽回する意地もあるだろう。
多分10年後は、街を走る車の80パーセントは、電気自動車になるに違いない。
今まで、ガソリンエンジンの開発を専門としてきた技術者たちは、行き場をなくしてしまうだろう。
裾野の広い自動車産業、犠牲になる人の数は計り知れない。
日本の産業を支えてきた自動車業界、大きな変革をしないと生き残れない。
あーー、怖い、怖い、グローバル化と技術革新で、不幸になる人々もいるんだよね。
明日はわが身、世の中に遅れないように、アンテナ張っていないとヤバイかも、ね。