夢を描く、という大切さと悲惨さ。
2012年 08月 10日
当たり前ですが、その舞台に立てるアスリートはほんの一握り。
オリンピック出場するだけでも頂点を極めた人たちですよね。
その下には、多くの悔しい涙がきっとあります。
最近つくづく、スポーツと音楽は
「人生を狂わす魔物」 だなあ、と思います。
十代の頃、メキメキとスポーツの成績を上げていったとか、
楽器が上手くて、プロを目指すミュージシャンとか、
可能性が少しでもあると、壮大な夢を描いてしまいます。
しかし、99.9パーセントの人は夢を実現できずに、敗北・・・・・。
青春時代のほとんどの時間を、それに賭けていたため、軌道修正できない。
いつまでも夢にすがり続け、その後の人生が悲惨になった人がいっぱいいます。
ちょっと皮肉な展開ですいません。
当然、一生懸命にささげた青春期が有益な人生に結び付く場合もありますけどね。
最近、高校野球に打ち込んでいる息子を持つお母さんから、悩みを打ち明けられました。
息子はピッチャー。ある県大会で活躍、しかしギリギリのところで甲子園出場はかなわなかった。
高校3年の息子は「大学でも野球をやりたい」という。
親は学費や遠征費の工面に、奔走せざるをえない。
野球に打ち込むとなると寮生活、アルバイトをする時間もなく、
親は毎月20万円くらいの負担をするらしい。
両親は慎ましい生活を余儀なくされ、生活費の多くを息子にかけることになる、という。
プロ野球に入り活躍する夢が実現するかどうかは、全くの未知。
安っぽいJ-popは 「夢を諦めるな。夢はかなう」 なんて歌い上げるけれど、
そんな単純な問題ではないようだ。
でも、「夢を諦めなかった人だけが栄光を手にできる」 というのも真実です。
金メダルを取った人たちのさわやかな笑顔は価値があります。
なかなか難しいことですね。
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