浜岡原発、はやいところ廃炉に。
2011年 11月 10日
「浜岡原発の永久停止を。
元原発技術者・設計者たちの提言」
という会を取材してきた。
取材といっても、どこで放送するか、などは何も決まっていない。要するに私の趣味である。
原発の反対運動を、当面の目標も無く取材しているのである。
昨日の提言は二人の専門家。浜岡原発の永久停止を求めている。
一人は原発設計者、渡辺敦雄さん。元東芝・原子力事業本部にいた方である。
渡辺さんによれば、今行われている浜岡原発の津波と地震に対する防護策では、意味がない。
防波堤は1000億円かけて作る予定だが、無駄使いもはなはだしい、とのこと。
もし、すべて廃炉にするとしても廃炉作業があるので、10年間の雇用は見込まれる。
もう一人は元原発技術者、菊地洋一さん。
今年の夏に私が完成させた自主制作DVD「ハマオカ」で中部電力に原発の恐ろしさを訴えた方だ。
昨日は 「低線量被曝の恐ろしさ」 に言及。
今回の福島の事故で、人々は放射性物質を体内に取り込み長期間にわたる被曝の可能性がある、というのだ。
菊地さんによれば、チェルノブイリにおいても、10年20年の時間を経て、白血病や癌が増えているという。
恐ろしいことである。
菊地さんとは、昨日の会の後、同じホテルに泊まり本日インタビューも撮らせていただいた。
菊地さん「原発はなんとしても止めなければいけない。活断層の上に原発があるなんて狂っている」
また「台湾に建設中の原発は、そうとうに危険である。動き出したら事故る可能性大」
とのことです。
今日は、私の車で三島から横浜まで、菊地さんとずーーとおしゃべりしながらドライブしてきました。
以下、菊地洋一さんの本です。「原発をつくった私が原発に反対する理由」
49歳でサラリーマンを辞め、原発の危険性を訴え50CCバイクで全国行脚。人間的にもオモシロイオジサンです。
「人工的なライトアップなんてやめたほうがいい。
エネルギーの無駄使いだ。
電気を消して、夜空を見上げれば、
それだけで星の輝きに感動するのだ」
と、ロマンチックなこともおっしゃった。
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