氣志團事件から、デザインクレームについて考えた。
2011年 03月 02日
アメリカの人権団体から、猛抗議を受けたらしいですね。
氣志團の所属事務所が2日未明、
「氣志團のメンバーも深い謝罪と深い反省を示しています」とコメントを発表した、そうだ。
ちなみに、右がナチスの親衛隊の制服です。
それにしても、服装のことで抗議するなんて、スゴイ団体ですね。
そんでもって、謝罪させてしまうほどの圧力をかけてくる。
抗議したのは「サイモン・ウィーゼンタール・センター」と言って、
ナチス戦犯の追及などを行うユダヤ人の団体だそうだ。
ユダヤ人は、ナチスによって大虐殺されたのだから、その怒りと悲しみは、計り知れない。
「坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い」 ってやつで、
ナチスのデザインまでも地球上から根絶したいらしい。
話は、ナチスのシンボル、カギ十字のこと。卐です。
カギ十字のデザインを、ファッションの小物やシンボルにしたら、大抗議されてしまうよ。
第二次世界大戦後のドイツでは、学問的な理由を除き、カギ十字などのナチスのシンボルを
公に展示・使用することは、民衆扇動罪で処罰されるんだって。
私は、子どもの頃、プラモデルでナチスの兵隊や戦車を、いくつも作った。
あれもバレタラ処罰受けていたのかも。
でも、全く異なる文化圏インドのヒンドゥー教では、
「卐は伝統的に平和の象徴として使われてきた」んだって。
ドイツが主導する卐禁止を EU 全体に拡大する動きに対し、ヒンドゥー教団体はこの拡大案を非難しているそうだ。
アジアや中国でも、日の丸を見ると
「日本に侵略された憎しみがメラメラと燃えて許せない」
っていう人もいますよね。
だからと言って「日本は日の丸を使うな」って言われても困ってしまうなあ。
デザインに対して、憎むっていう感覚、なかなか理解しがたいですけれど、そうゆう人がいるのだから、仕方ない。
でも本心は、「デザインを使うな」という一方的な要求よりも、
「デザインの意味を理解してほしい」という柔らかい要求の方が、意味があると思うのだが・・・。
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