ディレクター込山正徳の個人的ぼやき


by papanamida

センター試験をやってみたら玉砕だった。

ウチの長男は、高校3年で受験生である。
ほとんど勉強していないくせに、大学に行きたいらしい。
先日、センター試験なるものを受けてきた。
今の受験のシステムは、私らのころと大分違う。
センター試験で自分が取った点数を勘案してから、受験する大学を決めてもいいらしい。

長男は「現国」だけが、できたという。
報道によると今年の「現国」は、とても難解な出題がされたそうで、
結果的に長男は「現国について自分の偏差値が上がる」ということで喜んでいた。

他の教科、例えば数学などは、そうとうに低い偏差値だ。
それでも「受験する学部に関係ない」ということで問題ないらしい。
要するに彼には「捨てている科目」も多い。

私は「現国が難解」ということに興味が湧き、
息子にセンター試験の問題を持ってきてもらいやってみた。

1門目の長文読解、『鍔』(刀のつば)を引き合いにして、
日本の伝統文化や歴史について考察している評論なのだが、訳が分からぬ文章だ。
そもそもこの著者は、「人にものを伝えるため」に文章をつづっているとは思えない。
「私は頭がいい。私の難解な文章についてくるならついてこい」というような態度で、
文字が続いていく。
まあ、私がバカだから、ついていけないだけかも知れないが。
ともかく、難しい。読むのが嫌になる。問題の意味もよく伝わってこない。

長男「全ての科目の一番最初が、この難解な問題だから、
   精神的にもキツク感じる受験生が多かったんじゃないかなあ」と言う。

私は、30分ほどで問題を解くのを止めた。
この難解な問題を解いていくのは、付け焼刃の勉強ではできないだろう。
読書が好きで、普段から評論などの文章に触れていないと無理だ。

私 「こんなイジワルナ問題、よくできるねえ」
長男「なんだか、国語だけは昔から強いんだよね」
私 「それは、たぶん幼いころから図書館にしょっちゅぅ連れて行っていたからかもね」
長男「そうだね。よく図書館行っていたね」

長男が保育園に通う4歳か5歳の頃、
ファミレスのメニューに書いてある文字をスラスラと読むのに驚いた。
その時長男に訊いた。

私 「どうして教えていないのに字が読めるの?」
長男「テレビで文字がでるでしょ。あれで憶えたんだ」

なるほど・・・・。
うるさいほどにテロップが入っているテレビ番組、それが影響しているとは。
その後、小学1年でハリーポッターを読んでいたのもビックリした。

母親が家を出ていき、私が離婚したことで、
息子は、より本の世界に逃げ込んでいった、ということもあると推測する。
自分ではどうにもできない現実。本を読んでいる間だけは、そこから逃避できる。

そのつらい時期から、10年余りが経過・・・・・。

「本が好き」で「読解力がある」というのは人生を豊かにしてくれるだろう。
書籍は、簡単に「他の世界」に連れて行ってくれたり、
他人の脳みその中を覗けたりする。膨大な知識の海を泳ぐことができる。

長男は、たとえ全ての大学には落ちたとしても、「読解力を武器」として、
人生を渡っていくことが出来るような気がする。
大学なんて、落ちてもいいし、受かってもいい。
どういう状況でも、納得いく人生を目指していくならば。

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by papanamida | 2013-01-27 10:06