大島渚監督、怒鳴る姿をもう一度見たかった。
2013年 01月 15日
革新的なテーマに挑み続けた映画人。
個人的には 「青春残酷物語」」「白昼の通り魔」 など初期の作品が好きでした。
監督はテレビのコメンテーターとしても活躍、
「朝まで生テレビ」での激情しながらの論理的発言は、なかなか素敵でした。
脳溢血(または脳出血)で倒れてからは熱心にリハビリをされていました。
数年前、ドキュメンタリー番組の取材で、藤沢のお宅へ数回お邪魔させていただき、
奥様・小山明子さん との日常を撮影させていただきました。
監督は、介護される身となり、言葉を失ってからも、眼光鋭く我々を見つめていました。
その迫力に圧倒されたのを憶えています。
喜寿のお祝いの時は、たくさんの知人が集まったのに興奮し、
「巨人の星」を大きな声でお歌いになりました。あれは不思議なパワーがみなぎっていました。
私生活では、決して家族を怒鳴りつけたりせず、とても穏やかな生活だったそうです。
昭和に活躍した、巨匠たちが、ひとりとひり、あの世に旅立っていきます。
寂しいけれど、仕方のないことです。
大島渚監督、ご冥福をお祈りいたします。
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