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ディレクター込山正徳の個人的ぼやき


by papanamida

筒井康隆にはまった中学時代。

小学生の時は、読書が好きでなかった。
文字を追っても頭にスルッと入ってこなかったのだと思う。
ようするにアホだったのだろう。

中学になり、姉の薦めで星新一さんのSF短編小説を読み始めたら、はまった。
本を読むことに抵抗感がなくなった。
次に、その後の私の人格形成に大きな影響を与えた作家がいる。
筒井康隆にはまった中学時代。_a0134371_9364081.jpg
 
筒井康隆さんだ。

筒井さんは日本を代表するSF作家の一人で、小松左京、星新一と並んで「SF御三家」とも称される。
パロディやドタバタな笑いを得意とし、初期にはナンセンスなSF作品を多数発表。
1970年代よりメタフィクションの手法を用いた前衛的な作品が増え、
エンターテインメントや純文学といった境界を越える実験作を多数発表している。

一般的に有名なのは 「時をかける少女」 「家族八景」 などだ。
「俗物図鑑」 などは信じられない展開をし、グロテスクなナンセンスギャグで爆笑を誘う。
中学二年の頃、彼の小説を一気に30冊くらい読破したのを憶えている。

筒井さんは、ジャズピアニスト山下洋輔さんやデビュー以前のタモリなどとも
交流があり、新宿のジャズバーで飲んでいたそうだ。

タモリが筒井康隆の小説をラジオドラマにしたものを聴いたことがある。
筒井ワールドとナンセンスギャグのタモリが、合っていた。

筒井康隆さんの小説を30年以上、読んでいなかった。
時々、ご本人がテレビ番組などに出演されているのを見たことがある。

先日、ブックオフで筒井康隆の名作集なるものを見つけ購入。
読み始めたら面白くてたまらない。

こんな、いっちゃっているナンセンスSF小説に、中学生ではまっていた自分。
それゃあ、普通の性格にはならないわなあ、と思った。
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by papanamida | 2012-05-25 09:41