原発は逆風で、どうするのだろうか。
2011年 03月 23日
私は原子力について知識もないので、語る資格などないかもしれない。
よって、書いてきた内容は、単なるぼやきと受け取っていただけると幸いだ。
実は、私の古くからの友人が原子力関係の企業で働いている。
この地震が起きる前、彼と頻繁に酒を飲みながら話をしていた。
ほとんどは、昔話や音楽の話だったが、原発について話をすることもあった。
彼は自分の仕事上、「原発は必要」という立場で、無知な私にエネルギー効率などを含め、こまごまと教えてくれた。
私も原発の必要性について、ほとんど納得していたのだが、私の三つの疑問についてはよくわからなかった。
「巨大地震が起こった場合は?」
「テロの標的となり、ミサイルや飛行機で突っ込まれたら?」
「放射性廃棄物は、どうすんの?」
彼は、「まあ、それが問題なんだけれど・・・化石燃料に頼り続けるわけにもいかないし、
風力発電や太陽光発電なんて全くエネルギーが小さいし・・・・」と歯切れが悪い。
そのあたりの答えは、「原発推進派」の人たちの誰として明確な答えを持っていないのだろう。
今回の福島原発事故で、このあたりの疑問を明確化しないと「原子力」は前に進めなくなった。
友人は最近、以下のようなことをぼやいている。
「商売あがったりだよ。30年は原発、俺の仕事はかなりやばいね。
世界の原子力政策は大幅に停滞するね。
1979年のスリーマイル原発の事故で米国は原子力政策をストップ、
最近の温暖化の波に乗ってようやくオバマ政権では
原子力建設を再開させたけど、
人々の記憶が消え去るにはやはり10年~20年はかかるだろうね。
福島第一原発の外壁が爆発する映像は
世界の原子力政策を大幅に後退させるだろうね。」
じゃあ、都会に暮らす我々はどうすればいいのだろう。
電気が無くては、どうしようもないっていうことは、この一週間で首都圏の人は身にしみて感じている。
省エネの生活を心がけるなんてことは容易い。
そんなことより、経済活動が停滞して、国力が落ちていくことが一番、問題なこと。
「貧乏でもいい。キラビヤカな生活は望まない。
冷房も暖房も我慢する。
原発事故で放射線にビクついたり、
汚染された食品に怯えたりするよりもましだ」
っていう総意を果たして国民が持てるものだろうか。
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